緊張しいの自分がスピーチを続けて心が軽くなった理由

習慣とメンタル

自分を信じるために、小さな挑戦を積み重ねている|緊張と向き合う“習慣化のリアル”

人はなぜこんなにも不安を感じやすいのか。
そして、なぜ「自信」はこんなに簡単に揺らぐのか。
自分自身、その理由を深く考えるきっかけになったのは、仕事で大勢の前に立たなければならなくなったことだった。
緊張で声が震え、体が固まり、「周りに自分の緊張がバレたらどうしよう」という思いが頭を支配する。
そんな自分に向き合うため、自分は行動を変え始めた――これは、その記録のようなものだ。

不安を考えてしまうのは、人間として“正しい”

自分は昔から、緊張しやすい性格だと感じていた。
特に「大勢の前に立つ」となると、頭のどこかでスイッチが入ってしまい、
心拍が上がり、声がかすれ、体が軽く震え始める。
そして一番怖いのは、その震えや緊張が周りにバレることだった。

ただ最近、ある本で読んだ内容をきっかけに、少し見方が変わった。
人間はそもそも「不安を予測して生き延びてきた生き物」だということ。
つまり、悪いことや危険を考えるのは、生物学的にみてもかなり“正しい”反応なのだと感じた。

その視点で考えると、
「緊張しやすい=ダメ」ではなく、
「緊張しやすい=正常」なのだと、少しだけ肩の力が抜けるようになった。

ふと気づいた。「自分は自分に自信があるのか?」

ある日、散歩をしていた時にふと思った。
「自分は、自分のことを信じているのか?」と。

答えは、正直に言うとノーだった。

理由はいくつかあるが、特に大きいのは、
大勢の前で話すことが苦手すぎるという現実だった。

仕事の朝礼でも会議でも、人前に立つ機会は定期的にある。
そのたびに、
「また緊張して声が出なくなるんじゃないか」
「震えてるのがバレたらどうしよう」
と、自分への信頼がどんどん削れていくような感覚があった。

自分の弱点が毎回あぶり出されるようで、それが本当に苦しかった。

スピーチセミナーに通うという“小さな反逆”

このままでは一生、自分に自信を持てないまま終わる気がした。
そこで思い切って、スピーチセミナーに通い始めた。

内容はシンプルだ。
同じように緊張を抱える10人ほどが集まり、
講師の先生から簡単な発声練習と話し方の軽いレクチャーを受けたあと、
すぐに順番に前に立ってスピーチをする。

正直言うと、「緊張が苦手な人間にとってもっとも嫌なこと」を、逃げられない環境でやるわけだ。
初回なんてひどいものだった。
声は震えるし、呼吸は乱れるし、早く終われと願いながらただ立っていた。

でも、不思議なことが起きた。
回数を重ねるごとに、少しずつ緊張の度合いが下がっていったのだ。

全く緊張しないわけではない。
それでも、数回目のセミナーで、一瞬だけこんな感覚があった。
「あ、今ちょっとだけ人前で話すのが楽しいかも」

その小さな感覚が、自分にとっては大きな変化だった。

少しずつ「自分を信じられる瞬間」が増えてきた

スピーチセミナーに通い始めて数カ月。
自分の中で、目に見える劇的な変化が起きたわけではない。
だけど、確実に“何か”が変わり始めている感覚があった。

以前の自分は、スピーチの順番が近づくだけで体が固まり、
「失敗したらどうしよう」という考えが頭を支配していた。

今でも緊張はするし、完全に克服したとは言えない。
ただ、違うのはここだ。
「緊張したけど、大丈夫だった」という成功体験が積み重なってきたこと。

人は不思議なもので、
どれだけ頭で「大丈夫」と言い聞かせても、
実際に“体験としての成功”がないと自信は育たない。

逆に、一度でも小さく成功すると、脳が覚えてくれる。
「大勢の前でも大丈夫だったじゃないか」
「震えたけど何とかなったじゃないか」

この積み重ねが自分にとっては何よりの財産になった。

自信は「考えて」ではなく「行動して」育つ

昔の自分は、悩み始めるととことん悶々としてしまうタイプだった。
「どうやったら緊張しなくなるんだろう」
「なんで自分はこんなに弱いんだろう」
そんなことばかり考えていた。

でも、悩み続けても現実は一切変わらなかった。
むしろ、考えれば考えるほど深みにハマっていく。

そんな状態から少し抜け出せたのは、
「行動しない限り、自信は生まれない」と気づいたからだ。

スピーチセミナーは自分にとって、ある意味で“修行”のようなもの。
緊張するし、できれば避けたいし、心臓に悪い。
それでも、そこに行って毎回立って話すことでしか、
自分の中の恐怖心は書き換えられないと感じている。

これはスロット依存を抜け出した時とも似ている。
あの時も、「打たない理由」をいくら考えてもやめられなかった。
行動を変えて、環境を変えて、習慣を変えたから抜け出せた。

人は「行動」でしか人生を変えられない。
そんな当たり前のことを、40歳を過ぎて実感している。

自分を信じるのは、他人ではなく“自分だけ”だ

自信について考える時、
他人からの評価や言葉に頼ってしまう人は多いと思う。
自分も以前はそうだった。
「褒められたら嬉しい」
「評価されたら安心する」
そんな気持ちが強かった。

でもそれは、結局のところ不安定な土台だった。
外の言葉に一喜一憂し、自分の機嫌を他人に委ねてしまっているような状態だ。

スピーチに何度も挑戦して気づいたのは、
自分を信じられるのは、最後はやっぱり自分だけだということ。

緊張しても立った自分。
震えながらも最後まで話しきった自分。
逃げずに何度も挑戦した自分。

そういう「自分との約束を守った記録」が、
外の評価よりも強く心を支えてくれる。

他人に言われた「大丈夫だよ」より、
自分の中にある「大丈夫だった」という経験のほうが、
はるかに強い。

まとめ

人は不安を感じる生き物だし、緊張が強いのは決して悪いことではないと感じている。
むしろ、それは人間らしさそのものだと思う。

自分は今でも緊張するし、完璧に克服できたわけではない。
それでも、確実に前よりもラクになった。
それは、小さな行動を積み重ねて、
「大丈夫だった」という成功体験を増やし続けたからだ。

もしこれを読んでいるあなたが、
自分の自信のなさや緊張に悩んでいるなら、
いきなり大きなことをする必要はないと思う。

ほんの少しでいいから、
“自分を信じられる行動”を積み重ねてみてほしい。

自分もまだまだ途中の段階だけれど、
行動すれば必ず、
「昨日より少しだけ自信がある自分」になれると感じている。

そして最後に改めて言いたい。
自分を信じられるのは、他人ではなく自分自身だ。

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