ギャンブルにハマる人の共通点は「〇〇が得意」だった|元スロ依存の自分が気づいた才能
ギャンブルにハマる人は「意志が弱いから」でも「お金にだらしないから」でもないと自分は感じています。
元スロット依存だった自分が7年間インデックス投資を続ける中で、ギャンブルに惹かれる人ほど実はある能力に長けていると実感しました。
その力は、うまく使えば人生の武器になります。
今回は、そんな“誤解されやすい才能”について、自分の経験をもとにお伝えします。
ギャンブルにハマる人は「刺激を察知するアンテナ」が異常に強い
ギャンブルにハマる人の共通点を一言で言うなら、
刺激を感じとるアンテナが極端に敏感だということだと自分は考えています。
たとえばスロットで言えば、
・レバーオンの一瞬の“違和感”
・リール制御の微妙なズレ
・液晶の煽り方のパターン崩れ
・挙動変化による内部モード変化を体感
こういった「普通の人なら気にも留めない情報」を、ギャンブルにハマる人は異常なほどキャッチします。
自分も4号機の大花火や北斗の拳を打っていた頃、ずっと画面やリールを見ていました。
別に努力していたわけじゃなく、勝手に集中してしまうんです。
今振り返ると“没頭スイッチ”が入りやすい体質だったんだと思っています。
「現実のストレス」より「目の前の刺激」に反応する
ギャンブルにハマると、「周りが見えなくなる」とよく言われます。
ただ、自分の感覚としては「周りが見えない」のではなく、
“今ここ”の刺激が強すぎて、他の情報が入ってこなくなるだけなんですよね。
これを知っているからこそ、自分は依存していた頃の自分を責める気にはなれません。
アンテナが強いがゆえに、刺激にハイジャックされる。
ただそれだけの話なんです。
そしてこの性質は、日常のストレスが重なっている時ほど発動しやすいと感じています。
会社が倒産し職を失った時、自分はまさにこの状態になりました。
現実の不安よりも、目の前のリールの回転の方が“分かりやすい刺激”だったからです。
ギャンブルにハマる人は「短期的な報酬を見つける天才」
ギャンブルって、短期的な刺激と報酬がはっきりしている世界です。
だからこそ、そこに反応しやすい人はハマってしまう。
でも裏を返せば、
短期的な報酬を見つけるのが得意=“小さな快感に敏感”ということ。
これは本来、悪いことではありません。
小さな快感をちゃんと感じられるというのは、習慣化の世界では最強の武器になります。
自分が筋トレやランニングを続けられるようになったのも、
最初の頃は「今日もメニューをこなせた」「また今日も20分走れた」という小さな進歩・積み重ねに気づけたからです。
ギャンブルでは強すぎる刺激に全部持っていかれていたけれど、
刺激の“質”を変えるだけで、続けることに向いた性質へと変わったんだと感じています。
インデックス投資で気づいた「刺激の静けさ」に慣れる力
自分は2020年から旧NISAを満額積立て、2024年からは新NISAでS&P500に毎月10万円を積み立てています。
投資を始めて4年ほど経つと、1日に3〜5%の下落では何も感じなくなってきました。
これは、刺激の強いギャンブル脳だった自分からすると本当に信じられない変化でした。
でも、理由はシンプルで、
「強い刺激」だけが快感じゃないと身体で理解できたからだと思っています。
淡々と積み上がるグラフの緩やかな右肩上がり。
日々のランニングで感じる小さな達成感。
静かだけど、確かに積み重なる快感。
確実に昨日の自分を超えたという充実感。
ギャンブルで消耗していた頃の自分には見えていなかった世界です。
ギャンブルにハマる人は「本来、自己観察がうまい」
ギャンブル依存だった頃の自分を思い返すと、
実はかなり細かく“自分の状態”を観察していたことに気づきます。
・今日はなんかヒキが弱い
・レバーONからの第一、第二、第三ボタン停止のリズムが合わない
・集中できてない
こういうこと、無意識にずっと考えていました。
これって本来は、筋トレでも投資でも習慣化でも必要なスキルです。
ギャンブルにハマる人は「自分の内側を読む力」が高いのではないかと、自分は今になってひしひしと感じています。
ただ当時は、観察力が“刺激に振り回される方向”に使われていた。
それだけのことなんですよね。
方向さえ変えれば、この観察力は成長の加速装置になると感じています。
ギャンブル脳は「習慣化」に向いている
ギャンブルにハマる人は、必ずと言っていいほど
“繰り返し行動”に強いです。
スロットで言えば、
毎日のようにホールへ行き、台を選んで、レバーを叩いて、回して、揃えて──
ものすごい反復行動を続けています。
これって裏を返せば、
“IQでも才能でもなく、習慣で成果が決まる分野”に強いということです。
自分が7年間インデックス投資を続けられたのも、
筋トレやランニングが習慣化したのも、
昔から反復行動が苦じゃない脳だったからだと思っています。
ギャンブルにハマっていた頃の自分を思い返すと、
「継続できないタイプ」だと勝手に思い込んでいましたが、
実際は逆でした。
無意識のうちに何百時間も台に座れる人は、
“続ける力”という最強の能力を持っている。
ただその力の使いどころが「ギャンブル」だっただけなんです。
快感の方向を変えると、人生が静かに反転する
ギャンブルにハマる人は、
刺激に反応しやすいアンテナを持ち、
小さな快感にも敏感で、
反復行動が得意で、
自己観察もうまい。
これらすべては、投資や習慣化や健康づくりの世界では“強み”です。
自分が投資・ランニング・筋トレを続ける中で気づいたのは、
快感の方向を変えれば、同じ脳のまま人生は静かに変わるということです。
ギャンブル時代はドーパミンが一気にドバッと出る世界でしたが、
今は「じわ〜っと出る快感」を、毎日積み重ねている感じです。
淡々と積み立てるNISA、
走り終わったあとのスッキリ感、
筋トレで感じる小さな成長──
これらはどれも静かな快感です。
そして自分は思いました。
ギャンブルにハマっていた頃の自分も、実は“褒めるべき部分”を持っていたんだと。
ギャンブル脳で良かったと感じる瞬間がある
投資をしていると、日々の値動きに一喜一憂しなくなります。
むしろ、動かない日が普通になっていく。
そんな時ふと気づきました。
あの頃の、自分の中で暴れ狂っていた“刺激ジャンキーの部分”が落ち着いたのは、
刺激の方向が変わっただけなんじゃないか、と。
実際、イーサリアムを毎日500円ずつ600日間積み立てた時も、
「このまま無くなってもいい」と決めたら、不思議と心が軽かった。
ギャンブルで散々“短期の乱高下”を経験していたからこそ、
投資の値動きも気にならなくなったんだと感じています。
ギャンブル脳は、使い方次第で最強の安定エンジンに変わる。
これは、自分が身をもって体験したことです。
まとめ
ギャンブルにハマる人は「意志が弱い」のではなく、
・刺激に敏感
・小さな快感に気づける
・自己観察がうまい
・反復行動が得意
という、実はポテンシャルの塊だと自分は感じています。
この力は、ギャンブルに使うと破壊力が強すぎるだけで、
方向さえ変えれば習慣も投資も継続できる武器になる。
今、当時の自分に声をかけられるなら、こう言います。
「その性質、捨てなくていい。
使いどころを変えれば、人生は静かにひっくり返る」
あなたがもし今、ギャンブルとの距離に悩んでいるなら、
無理に自分を否定しなくていいと思っています。
もともと持っている強みを、別の場所に移すだけで十分です。
焦らず、静かに、自分のペースで。
それだけで、小さな変化は確実に積み重なっていくと感じています。